竹田市主催「竹田城下町 まち歩き×ワークショップ」に参加しました!


3月15日に竹田の城下町にて、竹田市主催の「竹田城下町 まち歩き×ワークショップ」が開催されました。

〇竹田城下町まち歩き×ワークショップとは?
グループごとに城下町の「魅力的なところ」「気になるところ」「残したい風景」などを探しながら歩き、写真を撮影。その後、撮影した写真と、それぞれの感想、意見を紹介します。

〇城下町の課題とは?
 「岡藩城下町」として栄えた竹田市の中心市街地は、政治や経済、文化、交通の要衝として発展してきました。国指定史跡岡城跡をはじめ、神社・仏閣、町家や武家屋敷などの歴史的な建造物、城下町建設当時の町割りや、西南の役以降に再建された家並みが残されており、今もなお、歴史と伝統を反映した人々の生活が営まれています。
しかし、近年では、高齢化の進展や人口減少に加え、モータリゼーションの進展、大規模集客商業施設の郊外進出などにより、中心市街地の衰退が顕著となりました。それにより増加した空き店舗に、新たな事業者が入居せず、老朽化が進んだ建物は取り壊され、空き地や駐車場として利用される土地が増えています。
先人たちが築いてきた城下町に息づく歴史や風情の保存と、市民生活の利便性や都市機能の向上、地域経済の維持・発展をどう両立させるのか...。竹田市の城下町が直面している課題です。

今回のワークショップではまちづくりたけたのメンバーも参加し、竹田市以外の行政職員、竹田に実際に住んでいる方々、大分大学の学生も参加し、総勢36名になりました。
 まず初めに城下町交流プラザに集まり、竹田市役所建設課より事業説明、竹田市の現状や取り組みについての説明、ファシリテーターの大分大学理工学部創生工学科准教授である姫野由香氏からまち歩きで行う内容、行ってほしい場所について説明がありました。

〇行ってほしい場所
・瀧廉太郎記念館
・神明社
・竹田創生館
・広瀬神社

説明終了後、5つのグループに分かれ、グループで城下町を歩きながら気になったところや魅力的なところ、建物について話し合い、チェキで写真を撮りました。

1時間ほど城下町を歩いた後、城下町交流プラザに戻り、グループごとに1枚の紙にまとめて写真を整理しました。


その後、グループごとに注目したところ、気になるところ、魅力的なところを発表しました。
竹田市民から見た城下町の魅力、昔からの知識について、
竹田市外の行政職員や大学生から見た城下町の魅力について、 

「竹田市民の暮らしの感じが町に出ている」
「道が整備されている一方で細い路地などの雰囲気が残っているところが良い」
「竹田の奥景色、奥に入ってみるとある景色をもっと知ってほしい」
「植栽など、軒下の風景が良い」
など、様々な角度から発表がありました。

最後にファシリテーターの姫野氏から講評があり、竹田市の城下町について、「高低差がある地形を意識し、配慮されている」「軒下の使い方が上手く、暮らしぶりが垣間見えるのが魅力」「城下町の魅力を守っていきながら挑戦する工夫をはかっていくことが大切」とのお言葉を頂きました。

今回のワークショップは、竹田市民にとっては外から見た城下町の魅力について、城下町の未来について改めて考える機会に、竹田市外の人にとっては魅力的な面ばかりではなく、抱えている問題、背景について、地域の生の声を深く知る機会になったと思います。

まちづくり会社として普段まちの方々とお話をしていますが、まちの建物や景観、思いについて皆さんとじっくり話し合う時間を持つことが出来た、とても有意義な時間になりました。

【まち歩き×ワークショップについてのお問合せ】
竹田市建設課 都市・中九州道推進係 0974-63-4848